http://blog.excite.co.jp/blog-jutsu/1582135/

さて、「文を短くする」を実践してみよう。

お皿ひとつひとつに、それぞれ、ハムや卵や、パセリや、キャベツ、ほうれんそう、お台所に残って在るもの一切合切、いろとりどりに、美しく配合させて、手際よく並べて出すのであって、手数は要らず、経済だし、ちっとも、おいしくはないけれども、でも食卓は、ずいぶん賑やかに華麗になって、何だか、たいへん贅沢な御馳走のように見えるのだ。

ところでこれは太宰治「女生徒」からの引用らしく、経済→経済的 の誤字なんじゃないか(と思っただけで、原文も「経済」なのかもしれない)というものも含めて青空文庫から引いたんだと思うのですが、「引用したら引用元を明記」みたいな引用ルールを守るというのも大事なブログ文章術であり、片手落ちなんじゃないの? と突っ込みたくなってみた。

とはいえ、太宰治をほとんど読んだことのない私だから気づかないだけで、世の中的には常識なのかもしれませんが。例えばここでは、川端康成伊豆の踊り子」の書き出しからの引用ということは自明だろうと思って引用元を特に書いていなかったりして。


しかし、これが太宰の作品の一部だと知ってしまうと、途端にマトモにいじるのが躊躇われるようになる。今回はそこらへんを計算して出典を隠し、次回「実は〜」と種明かしがされるんでしょう。前後の関係も見ながら「短くする」なら、「この範囲は全部削る」が最も正しい解分じゃないですかね。引用部分には主語が含まれず、全てが修飾のための言葉になっている。ただの悪文だと思って頑張ってなおした人は驚くのかもしれない。意地の悪い抜き方だこと。


ロココといえば、「下妻物語」と混ぜたらちょっといいネタ文章になるかもしれないと思った。両者とも、ロココをそこはかとなく馬鹿につつ愛好しているニュアンスが似ているので。



※さすがに先に書いてる方がいた。
http://fragments.g.hatena.ne.jp/screammachine/20060405#p1


※「経済だ」という言い回しは正しいようだ。

(4)費用や手間が少なくてすむこと。節約。
「電話ですむなら時間が―だ」
http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=%B7%D0%BA%D1&kind=jn&mode=0&base=1&row=0

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あ、そうだ。ロココ料理にしよう。
 
>挨拶
 
ヨネミツです。
 
お皿ひとつひとつに、台所の残りもの一切合切を手際よく並べて出します。
 
ハムや卵や、
 
パセリや、
 
キャベツ、
 
ほうれんそう、
 

 

 

 
ぶっちゃけマズイですが、見た目が良ければそれだけで、
 
よく分からないけど贅沢なご馳走のように見えるのです。
 
KO・U・HU・N☆



はてな記法むずかしい。
というか乗り遅れすぎ。